【VSCode使い方】基本操作ガイド:ファイル管理・エクスプローラー・タブの使い方
こんにちは!この記事を読んでくださっているあなたは、きっとWeb制作の学習を始めたばかりで、「なんだかエディタの使い方が難しい…」と感じているのではないでしょうか。何を隠そう、ほんの数ヶ月前の私も全く同じでした。プログラミングの知識はゼロ。HTMLって何?というレベルからのスタートでした。
そんな私が、AIの力を借りながら試行錯誤を重ね、1ヶ月半で2つのWebサイト(buyonjapan.com, copicode.com)を独力で立ち上げることができました。この経験を通して痛感したのは、「コードを書くスキルと同じくらい、ツールを使いこなすスキルが重要だ」ということです。
特に、多くのプロが愛用するエディタ「VSCode(Visual Studio Code)」は、機能が豊富なだけに、初心者にとっては少し複雑に見えるかもしれません。この記事では、私の実体験に基づき、Web制作の核となる「ファイル操作」に焦点を当てます。VSCodeの基本的なUI(ユーザーインターフェース)である「エクスプローラー」の扱い方や、効率的な「タブ」管理、そして知っていると便利な「基本操作」について、専門用語を極力避け、私が実際につまずいたポイントを交えながら、徹底的に噛み砕いて解説していきます。
この記事を読み終える頃には、VSCodeのファイル管理に対する漠然とした不安は消え、自信を持ってプロジェクトに取り組めるようになっているはずです。さあ、一緒に快適なコーディングライフへの第一歩を踏み出しましょう!
なぜVSCodeの「ファイル操作」が全ての基本なのか?
学習を始めたばかりの頃、私はHTMLファイルをデスクトップに保存し、それを直接VSCodeのアイコンにドラッグ&ドロップして開いていました。一見、問題ないように思えますよね?しかし、CSSを修正したくなると、また別のCSSファイルを探して開き、画像を追加したくなったらまた別のフォルダを開き…と、作業が非常に煩雑になってしまいました。
この「単一ファイル編集」こそ、初心者が最初に陥りがちな罠です。Webサイトは、HTML、CSS、JavaScript、画像といった多数のファイルが相互に連携して初めて一つの形になります。VSCodeの真価は、これらのファイルをバラバラに扱うのではなく、プロジェクト全体を一つの「かたまり」として管理できる点にあります。
そのための最も重要な基本操作が、「フォルダーを開く」です。これは単にファイルを開く行為とは全く意味が異なります。プロジェクトの親フォルダごとVSCodeで開くことで、左側のサイドバーに表示される「エクスプローラー」にプロジェクトの全ファイル構造が表示され、一元管理が可能になるのです。
この「プロジェクト全体を管理する」という思想こそが、VSCodeのUI設計の根幹です。左にプロジェクト全体(エクスプローラー)、中央に個々のファイル(エディタ)、下部に各種情報(ターミナルや問題パネル)といったレイアウトは、効率的な開発のために最適化されているのです。
エクスプローラー完全攻略:あなたのプロジェクトの司令塔
「フォルダーを開く」ことに成功したら、いよいよVSCodeの心臓部、「エクスプローラー」ビューをマスターしましょう。画面左端のアクティビティバーにある、書類が二枚重なったアイコン、これがエクスプローラーです。ここには、開いたフォルダの中身がツリー構造で表示されます。
フォルダ名(例では「MY-PROJECT」)の右横にマウスカーソルを合わせると、いくつかの小さなアイコンが表示されます。これらのUI要素が、あなたの強力な武器になります。
- 新しいファイル: 新しいファイル(
.htmlや.cssなど)を作成します。 - 新しいフォルダー: 新しいフォルダー(
imagesやscriptsなど)を作成します。 - 最新の情報に更新: VSCode以外の場所でファイルが変更された場合に、表示を最新の状態に更新します。
- フォルダーを折りたたむ: 開いているすべてのフォルダを閉じて、ツリー表示をすっきりさせます。
ファイルとフォルダの作成:整理整頓の第一歩
プロジェクトが大きくなるにつれて、ファイルの整理が不可欠になります。例えば、CSSファイルはcssフォルダに、JavaScriptファイルはjsフォルダにまとめるのが一般的です。
cssフォルダの中にstyle.cssファイルを作成してみましょう。まず「新しいフォルダー」アイコンでcssフォルダを作成します。次に、作成したcssフォルダをクリックで選択した状態で、「新しいファイル」アイコンをクリックし、style.cssと入力してEnterキーを押します。
1. 「新しいフォルダー」アイコンをクリック → `css` と入力して Enter
2. 作成された `css` フォルダを選択
3. 「新しいファイル」アイコンをクリック → `style.css` と入力して Enter
気をつけるべき点:ファイル操作と「パス」の密接な関係
ファイルやフォルダの名前変更(ファイルを選択してF2キー)、移動(ドラッグ&ドロップ)、削除(Deleteキー)は直感的に行えます。しかし、ここで非常に重要な注意点があります。それは「パス切れ」です。
例えば、index.htmlからimagesフォルダの中にあるlogo.pngを読み込んでいるとします。HTMLコードは次のようになっているでしょう。
<img src="images/logo.png" alt="会社のロゴ">
この状態で、もしimagesフォルダの名前をassetsに変更したらどうなるでしょうか?HTMLコードが古いパスのままなので、ブラウザは画像を見つけられなくなり、表示が壊れてしまいます。
私の失敗談:サイト制作中、画像の整理のためにフォルダ名を変更したことがありました。VSCodeが賢くパスの自動更新を提案してくれたのですが、一部見逃してしまい、サイトの画像がいくつか表示されなくなるというミスを犯しました。この経験から、ファイルやフォルダを動かした後は、関連するファイルのパスを必ず確認する癖がつきました。
正しいパスに手動で修正する必要があります。
<!-- 正しいパスに修正 -->
<img src="assets/logo.png" alt="会社のロゴ">
タブ操作を制する者はコーディングを制す
エクスプローラーでファイルを開くと、エディタ上部に「タブ」として表示されます。このタブの挙動を理解することが、複数のファイルをスムーズに行き来する鍵です。
初心者の壁!「プレビューモード」を理解する
「あれ?ファイルをクリックしただけなのに、前に開いてたタブが消えちゃった!」これは、VSCode初心者が100%経験する現象です。私ももちろん経験しました。この現象の正体が「プレビューモード」です。
- プレビューモード: エクスプローラーでファイルをシングルクリックすると、このモードで開きます。タブのファイル名が斜体になっているのが特徴です。これは「中身をちょっと覗くだけ」のモード。別のファイルをシングルクリックすると、このタブは自動的に閉じられ、新しいファイルが同じタブでプレビューされます。
- 通常モード: ファイルをダブルクリックするか、プレビューモードのタブ自体をダブルクリックすると、このモードに切り替わります。タブ名が通常の正体になり、あなたが明示的に閉じるまでタブは表示され続けます。
この違いを理解してからは、「じっくり編集したいファイルはダブルクリック」「ちょっと確認したいだけのファイルはシングルクリック」という使い分けができるようになり、タブが無限に増えて混乱することがなくなりました。
画面分割で作業効率を200%に!
Webクリエイターにとって、これを知らないのは致命的とさえ言える機能が「画面分割」です。HTMLを書きながら、そのスタイルを定義しているCSSを同時に表示・編集できます。
やり方は簡単。タブを右クリックして「右に分割」を選ぶだけ。あるいは、タブをエディタ領域の右端や左端、上端や下端にドラッグ&ドロップすることでも分割できます。最大で4分割など、複雑なレイアウトも可能です。
この機能のおかげで、ファイルを行ったり来たりする無駄な時間がゼロになります。HTMLのクラス名を変更したら、即座に隣の画面でCSSのセレクタも修正する。このスムーズなワークフローは、一度体験すると元には戻れません。
もう一歩先へ:ワークスペースで生産性を加速する
基本操作に慣れてきたら、ぜひ「ワークスペース」という概念に挑戦してみてください。これは中級者への第一歩とも言える機能です。
例えば、あなたが制作しているサイトが、ユーザーが見る「フロントエンド」部分と、サーバー側で動く「バックエンド」部分でフォルダが分かれているとします。これらを毎回別々に開くのは面倒ですよね。そんな時、ワークスペースが役立ちます。
- まず、1つ目のフォルダ(例:
frontend-project)をVSCodeで開きます。 - 次に、「ファイル」メニューから「フォルダーをワークスペースに追加...」を選び、2つ目のフォルダ(例:
backend-project)を選択します。 - エクスプローラーに2つのプロジェクトフォルダが表示されたら、「ファイル」メニューの「名前を付けてワークスペースを保存...」をクリックします。
すると、my-project.code-workspaceのような、拡張子が.code-workspaceのファイルが作られます。これは、あなたのプロジェクトの開き方を記録した「設定ファイル」です。次回からは、この.code-workspaceファイルを一つ開くだけで、複数のフォルダがセットアップされた状態を一瞬で再現できます。
ちなみに、この設定ファイルの中身はこんな感じになっています。
{
"folders": [
{
"path": "frontend-project"
},
{
"path": "backend-project"
}
],
"settings": {}
}
このように、どのフォルダを開くかが記録されているだけです。ブラックボックスではなく、仕組みが分かるとより応用が効くようになりますね。
まとめ:ツールを味方につけて、創造の翼を広げよう
長くなりましたが、VSCodeのファイル管理に関する基本操作は、ここで解説した内容をしっかり押さえれば十分です。最後に、重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 個別のファイルではなく「フォルダー」を開くのが全ての始まり。
- エクスプローラーのUI(アイコン)を使いこなし、ファイルを整理整頓する。
- ファイル操作(特に移動・名前変更)は「パス切れ」に注意する。
- タブの「プレビューモード(シングルクリック)」と「通常モード(ダブルクリック)」を意識的に使い分ける。
- 「画面分割」でHTMLとCSSを同時に開き、開発効率を飛躍的に向上させる。
これらの操作は、一度覚えてしまえば無意識にできるようになります。「習うより慣れよ」の言葉通り、この記事を参考にしながら、ぜひご自身のPCでたくさんのファイルやフォルダを作ったり消したりしてみてください。ツールへの不安がなくなれば、あなたはもっとコーディングそのものに集中でき、学習も創作も、今よりもっと楽しくなるはずです。応援しています!
次のステップへ
ファイル操作に慣れたら、次はキーボードだけでVSCodeを自在に操る「ショートカットキー」を覚えましょう!さらなる作業スピードの向上は間違いありません。私が「これは必須!」と感じたものを厳選してまとめた記事がこちらです。
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