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GitHub clone前に確認すること:別PCで作業を始める手順

GitHub上にあるリポジトリを、自分のPCへ丸ごとコピーしてくる操作を clone(クローン) と呼びます。別PCで作業を始める時、既存サイトをCodexに見てもらう時、チームのリポジトリを取得する時に使います。

ただし、cloneは「GitHubに入っているものを取ってくる」作業です。DB接続情報、FTP設定、ローカル専用ファイルなど、GitHubに入れていない秘密情報は復元されません。この記事では、cloneの手順だけでなく、保存先、remote、VSCodeで開く場所、秘密ファイル、AIやCodexへ相談する時の整理まで確認します。

確認日: 2026年5月20日

このページで整理できること

  • git clone でGitHubのリポジトリをPCへ取得する基本。
  • cloneする前に決める保存先、HTTPS/SSH、VSCodeで開くフォルダ。
  • git statusgit remote -v で、今どのリポジトリを触っているか確認する方法。
  • cloneしても戻らない秘密ファイルや本番設定の扱い。
  • AIやCodexにclone後の作業を相談する時に、貼る情報と伏せる情報。

cloneする前に決めること

git cloneは、実行した場所の中にリポジトリ用フォルダを作ります。どこで実行するかを決めずに進めると、デスクトップやダウンロードフォルダに作業用フォルダが散らかりやすくなります。

先に決めるポイント

  • 開発用フォルダを決める:例 C:\webdev~/projects
  • 同じ名前のフォルダがすでにないか確認する
  • HTTPSでcloneするか、SSHでcloneするか決める
  • clone後にVSCodeで開くフォルダを間違えない

Gitの初期設定やSSH接続がまだ終わっていない場合は、先にGitのインストールとGitHub接続を済ませておくと、clone後のpushやpullでつまずきにくくなります。

最初に分けること

確認すること 見る理由 次に読むページ
新しいPCで最初に取得する GitHubにある履歴とファイルを作業場へ持ってくる GitHubの全体像
clone後に足りないファイルがある 秘密情報やローカル設定はGitHubに上げない設計が多い DB設定を安全に分ける方法
どのリポジトリを開いているか不安 git remote -v で接続先を確認してから作業する git pushで反映する手順
Codexに修正を頼む前 cloneした作業場、未コミット差分、触らせないファイルを整理する AIコード安全公開の入口

`git clone`とは?単なるダウンロードとの違い

GitHubのリポジトリページには、緑色の「Code」ボタンから「Download ZIP」という選択肢もあります。「ファイルをコピーするだけなら、これで十分じゃないの?」と思うかもしれません。しかし、`git clone`とZIPダウンロードは、似ているようで全く異なるものです。

例えるなら、ZIPダウンロードは「本の最終ページのコピーだけをもらう」ようなもの。対して`git clone`は、「新品の同じ本をまるごと一冊手に入れる」ようなもの、と考えると分かりやすいでしょう。


`git clone`の実践手順

では、実際に`git clone`コマンドを使って、GitHub上のリポジトリをあなたのPCにコピーしてみましょう。

ステップ1: クローンしたいリポジトリのURLをコピーする

まず、コピーしたいプロジェクトのGitHubページにアクセスします。今回は例として、有名なCSSフレームワークである「Bootstrap」のリポジトリをクローンしてみましょう。

ページを開いたら、緑色の「Code」ボタンをクリックします。すると、URLをコピーするためのいくつかの選択肢が表示されます。HTTPSとSSHがありますが、前回SSHキーの設定を行ったので、SSHのURLを使うのが便利です。SSHを使うと、pushやpullの際にパスワードの入力を省略できます。

URLの右側にあるコピーアイコンをクリックして、URLをクリップボードにコピーしましょう。

HTTPSとSSHのどちらを選ぶ?

迷った場合は、読むだけ・試すだけならHTTPS、今後pushもするならSSHを選ぶと考えると分かりやすいです。

方法向いている場面注意点
HTTPS公開リポジトリを試しにcloneするpush時に認証設定が必要になることがある
SSH自分のリポジトリを継続して編集する先にSSHキー登録が必要

ステップ2: ターミナルで`git clone`コマンドを実行する

次に、ターミナル(WindowsならGit Bash)を開き、プロジェクトを保存したい場所に移動します。デスクトップや、`projects`のような開発用フォルダなどが良いでしょう。

移動したら、いよいよ`git clone`コマンドの出番です。以下のように、コマンドに続けて先ほどコピーしたURLを貼り付けて実行します。

git clone [ここにコピーしたSSHのURLを貼り付け]

Bootstrapのリポジトリをクローンする場合、具体的なコマンドは以下のようになります。

git clone git@github.com:twbs/bootstrap.git

実行すると、ダウンロードが開始されます。リポジトリのサイズによっては少し時間がかかることもあります。

ステップ3: クローンされたことを確認する

コマンドの実行が完了すると、カレントディレクトリにリポジトリ名と同じ名前のフォルダ(この場合は`bootstrap`)が作成されているはずです。確認してみましょう。

ls

`bootstrap`というフォルダが見つかったら、その中に移動します。

cd bootstrap

これで、あなたのPCにBootstrapの完全なリポジトリが用意できました。このフォルダは、`git init`などを実行する必要はなく、すでにGitの管理下にあります。


clone後に最初に確認すること

cloneが成功したら、まず「今どのリポジトリを開いているか」「どのGitHubリポジトリにつながっているか」を確認します。似た名前のフォルダを複数持っていると、別のサイトや別のプロジェクトを編集してしまうことがあります。

pwd
git status
git remote -v

git remote -vで表示されるURLが、今作業したいGitHubリポジトリか確認します。違うURLが出ている場合は、そのフォルダで作業を進める前に止まりましょう。


クローンした後の最初のステップ

リポジトリをクローンしたら、すぐにそのプロジェクトで作業を始めることができます。作業を始める前によく使われるコマンドをいくつか紹介します。

ブランチを確認する

どのような作業ブランチがあるかを確認するには、`git branch`コマンドを使います。`-a`オプションを付けると、リモートリポジトリのブランチも見ることができます。

git branch -a

最新の変更を取得する

クローンしたリポジトリが、あなたが作業している間にも他の人によって更新されることがあります。作業を始める前には、必ず`git pull`コマンドを実行して、リモートリポジトリの最新の状態をローカルリポジトリに反映させるようにしましょう。

git pull

注意点:貢献したい場合は「Fork」から始めよう

ここで一つ重要な概念をご紹介します。あなたが書き込み権限を持っていない他人のリポジトリに対して、直接変更をpushすることはできません。もし、そのプロジェクトに機能追加やバグ修正などの「貢献」をしたい場合は、まず「Fork(フォーク)」という操作を行います。

Forkとは、他人のリポジトリを、自分のGitHubアカウント上に丸ごとコピーして、自分専用のリモートリポジトリを作成する機能です。

オープンソースプロジェクトに貢献する際の基本的な流れは以下のようになります。

  1. 貢献したいプロジェクトを、GitHub上でForkする。
  2. Forkして自分のアカウントに作成されたリポジトリを、PCにcloneする。
  3. 自分のPCでコードを修正し、自分のリモートリポジトリにpushする。
  4. GitHub上で、自分のリポジトリから元のプロジェクトへ「Pull Request」を送り、変更内容を取り込んでもらうよう依頼する。

まずは`clone`に慣れ、次のステップとしてぜひForkからのプルリクエストにも挑戦してみてください。

ロリポップ運用でcloneを使う場面

FTPで公開しているサイトでも、GitHubのリポジトリを別PCへ持ってくるときは git clone が便利です。家のPC、ノートPC、作業用ミニPCで同じサイトを編集する場合、まずcloneしてから作業します。

  1. 作業したいPCでサイト用フォルダを開く
  2. git clone でGitHubから取得する
  3. includes/db_config.local.php などの秘密ファイルはサーバーや安全なメモから別途用意する
  4. VSCodeで編集し、構文チェック後にFTPでアップロードする

cloneしても、GitHubに入れていない秘密情報は復元されません。これは安全な状態です。必要な秘密情報を記事やREADMEに書いて補おうとしないでください。

cloneしても復元されないもの

GitHubに上げていないファイルは、cloneしても新しいPCには入りません。これは不具合ではなく、秘密情報を守るために必要な分離です。

別途用意するものの例

  • DB接続情報やAPIキーが入ったローカル設定ファイル
  • FTP接続情報やデプロイ用の秘密設定
  • サーバー上にだけ置く本番用設定ファイル
  • Git管理から外しているログ、キャッシュ、バックアップ

どのファイルをGitHubに上げないか迷う場合は、.gitignoreの使い方DB設定を安全に分ける方法を先に確認してください。

AIやCodexにclone後の作業を相談するメモ

clone後に「どのファイルを触ればよいか」「足りない設定があるか」「本番へ何を上げるべきか」を相談する時は、秘密情報を貼らずに状況だけを整理します。

GitHubからcloneした後の作業について相談します。

目的:
- 別PCで作業開始 / Codexに修正依頼 / 本番アップロード前確認 / 足りないファイル確認 のどれか:

環境:
- OS:
- cloneしたフォルダ:
- 公開サーバー:
- VSCodeで開いているフォルダ:

確認した結果:
- pwd の結果:
- git status の結果:
- git remote -v の結果:
- 足りないと思うファイル:

確認したいこと:
- このフォルダで作業してよいか
- GitHubに上げていない設定ファイルが必要か
- Codexに触らせてよいファイルと触らせないファイル
- 本番へアップロードするファイル
- 作業前にコミットやバックアップが必要か

貼らない情報:
- DBパスワード、APIキー、FTPパスワード
- 管理画面URL、ログイン情報
- 本番サーバーの秘密パスや個人情報

clone後の公開前チェック

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