【Windows/Mac対応】Gitのインストール方法とGitHubとの連携設定
前回の記事では、GitHubのアカウント作成とプロフィールの初期設定を行いました。これで、あなたはGitHubという「場所」を利用する準備が整いました。次のステップは、あなたのパソコンに「Git」という「道具」をインストールし、GitHubと安全に通信できるように設定することです。
この連携設定は、最初に一度だけ行えば良い、いわば「玄関の鍵」を作るような作業です。この記事では、OS(Windows・Mac)ごとにGitのインストール手順を解説し、GitHubとの連携に必須となるSSHキーの設定方法までを、コマンドの一つひとつを丁寧に説明しながら進めていきます。ここを乗り越えれば、いよいよ本格的なGit & GitHubライフの始まりです!
先にゴール確認:Git導入で最低限できるようにすること
この記事のゴールは、Gitを入れるだけではなく、次の状態まで確認することです。
git --versionでGitのバージョンが表示されるgit config --global user.nameとuser.emailを設定できる- GitHubへ接続する方法をHTTPSかSSHから選べる
git statusで作業状態を確認できる- 次にaddとcommit、最初のpushへ進める
HTTPSとSSH、どちらでGitHubに接続する?
この記事ではSSHキーの設定まで扱いますが、最初の学習ではHTTPSでclone/pushしても問題ありません。 SSHは、毎回の認証を安定させたい人、複数リポジトリを頻繁に扱う人、開発用PCをしっかり設定したい人に向いています。
- まずGitHubを試したい:HTTPSでもOK
- 今後も継続して開発する:SSHキー設定まで済ませる
- 会社や共有PCで使う:秘密鍵の管理ルールを先に確認する
GitHubそのものの流れがまだ曖昧な場合は、先にGitHub入門とGitHubアカウント作成を確認してください。
Gitのインストール:OS別の手順
お使いのパソコンのOSに合わせて、Gitをインストールしましょう。
Windowsの場合:「Git for Windows」をインストール
Windowsユーザーの方は、「Git for Windows」という公式パッケージをインストールするのが最も簡単で確実です。
- Git for Windows公式サイトにアクセスし、インストーラー(.exeファイル)をダウンロードします。
- ダウンロードしたインストーラーを起動します。
- 基本的には、すべての画面で「Next」をクリックしていけば問題ありません。途中でデフォルトエディタの選択画面が出ますが、特にこだわりがなければ初期設定の「Vim」のままで大丈夫です(後から変更可能です)。
[画像:Git for Windowsのインストーラーの最初の画面]
インストールが完了すると、「Git Bash」というコマンド入力用のツールも一緒にインストールされます。これを使うと、WindowsでもMacやLinuxのようなコマンドが使えて便利です。
インストールが成功したか確認するために、コマンドプロンプトまたはGit Bashを開き、以下のコマンドを打ち込んでみましょう。バージョン情報が表示されれば成功です。
git --version
Macの場合:Homebrewを使ったインストールがおすすめ
macOSには、最初から古いバージョンのGitがインストールされていることが多いです。しかし、最新の機能を使うためにも、パッケージ管理ツール「Homebrew」を使って最新版をインストールすることをお勧めします。
ステップ1: 現在のGitのバージョンを確認
まず、ターミナルを開いて、以下のコマンドで現在のGitのバージョンを確認します。
git --version
ステップ2: Homebrewをインストール(もし未導入の場合)
Homebrewは、macOS用の便利なソフトウェアを簡単にインストール・管理できるツールです。ターミナルで以下のコマンドを実行してインストールします。(※コマンドは公式サイトで最新のものを確認してください)
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
ステップ3: Homebrewを使ってGitをインストール
Homebrewの準備ができたら、以下のコマンドで最新版のGitをインストールします。
brew install git
インストール後、再度バージョンを確認して、新しいバージョン番号が表示されれば成功です。
初回のみ!Gitの初期設定(ユーザー情報)
Gitをインストールしたら、次に「あなたは誰なのか」をGitに教える必要があります。この設定は、作成したコードの「作者」として記録に残るため、非常に重要です。この設定は、PC1台につき最初の1回だけ行います。
ユーザー名を設定する
コミット履歴に残るあなたの名前を設定します。GitHubのアカウント名と同じにしておくと分かりやすいでしょう。
git config --global user.name "あなたの名前"
メールアドレスを設定する
同様に、メールアドレスも設定します。これはGitHubに登録したメールアドレスと同じものを設定してください。
git config --global user.email "your_email@example.com"
設定を確認する
正しく設定されたか、以下のコマンドで一覧表示して確認できます。
git config --list
設定した名前とメールが見つかればOKです。ここまでできたら、実際のファイル変更を記録する git addとgit commitの使い方へ進めます。
GitHubとの連携設定:SSHキーの作成と登録
最後に、あなたのPCとGitHubアカウントを安全に接続するための設定を行います。毎回パスワードを入力する代わりに、「SSHキー」という電子的な鍵を使って認証する方法です。これにより、安全かつスムーズにGitHubとの通信が行えるようになります。
ステップ1: SSHキーを作成する
ターミナル(Windowsの場合はGit Bash)を開き、以下のコマンドを実行します。`your_email@example.com`の部分は、あなたがGitHubに登録したメールアドレスに書き換えてください。
ssh-keygen -t ed25519 -C "your_email@example.com"
コマンドを実行すると、いくつか質問されますが、すべてEnterキーを押すだけで問題ありません。これで、あなたのPC内に「秘密鍵(id_ed25519)」と「公開鍵(id_ed25519.pub)」のペアが作成されます。
ステップ2: 公開鍵をコピーする
次に、作成された「公開鍵」の中身をクリップボードにコピーします。この公開鍵をGitHubに登録します。
Macの場合:
pbcopy < ~/.ssh/id_ed25519.pub
Windows (Git Bash) の場合:
clip < ~/.ssh/id_ed25519.pub
ステップ3: GitHubに公開鍵を登録する
- GitHubにログインし、右上のアイコンから「Settings」を選択します。
- 左のメニューから「SSH and GPG keys」をクリックします。
- 「New SSH key」ボタンを押します。
- 「Title」には、どのPCの鍵か分かるような名前(例: `My MacBook Air`)を付けます。
- 「Key」の大きなテキストエリアに、先ほどコピーした公開鍵を貼り付けます。
- 最後に「Add SSH key」ボタンを押して登録完了です。
[画像:GitHubのSSHキー登録画面。「Title」と「Key」の入力欄が示されている]
接続をテストしてみよう
すべての設定が完了したら、最後に以下のコマンドを実行して、PCとGitHubが正しく接続されたかテストします。
ssh -T git@github.com
初回接続時には「Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])?」と尋ねられるので、yesと入力してEnterキーを押してください。
最終的に「Hi [あなたのユーザー名]! You've successfully authenticated...」というメッセージが表示されれば、すべての設定は完璧です!
接続できた後にすぐ確認したい3コマンド
GitHub接続の確認ができたら、次は自分のサイトフォルダで「何が変更されたか」を見られるようにします。
git status
git add .
git commit -m "Initial commit"
ただし、git add .の前に、秘密情報や本番だけの設定ファイルを含めないようにしてください。
除外設定は.gitignoreの使い方で確認できます。
公開サイト運営者向けの初期設定
Gitを入れたら、まずはローカルのサイトフォルダを履歴管理できる状態にします。FTPでアップロードする前にコミットしておくと、失敗した時に差分を追いやすくなります。
git init
git status
git add index.php assets/css/style.css
git commit -m "Update public site files"
最初のコミット前に、.gitignore で秘密情報を除外してください。
次に読むとつながるGit記事
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- GitHubで初めてpushする手順:ローカルの履歴をGitHubへ送る
- .gitignoreの使い方:秘密情報や不要ファイルをGitに入れない
- GitHubからcloneする方法:既存リポジトリをPCへ持ってくる
- VS CodeでCodex作業前に確認すること:エディタ上で秘密情報と変更差分を確認する