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コマンドプロンプトを起動する方法と使い方超入門【Windows初心者向け】

前回の記事では、Windowsの伝統的なシェルである「コマンドプロンプト(cmd.exe)」の歴史や、PowerShellとの違いについて学びました。その中で「昔ながらの道具だけど、今でも役立つ場面がある」ということをご理解いただけたかと思います。

とはいえ、普段グラフィカルな画面(GUI)に慣れていると、「そもそも、あの黒い画面はどうやって出すの?」「文字を打ち込むって、具体的にどうすればいいの?」といった、初歩の初歩でつまづいてしまう方も少なくありません。

ご安心ください!この記事では、そんなWindows初心者の方や、これまで黒い画面を避けてきたWebクリエイターの方のために、コマンドプロンプトの様々な起動方法と、最低限これだけは知っておきたい超基本的な操作方法を、一つひとつ丁寧に解説していきます。この記事を読み終えれば、黒い画面への苦手意識がなくなり、コマンド操作の第一歩を自信を持って踏み出せるようになっているはずです!


1. コマンドプロンプトの起動方法 - まずは扉を開けよう

コマンドプロンプトを起動する方法は一つではありません。あなたの使いやすい方法を見つけて、まずは黒い画面を開いてみましょう。

方法1:スタートメニューから検索して起動する

最も確実で分かりやすい方法です。

  1. キーボードのWindowsキーを押すか、画面左下のスタートボタンをクリックします。
  2. そのままキーボードで「cmd」と入力します。
  3. 検索結果に「コマンドプロンプト」が表示されるので、クリックするかEnterキーを押します。

これで、お馴染みの黒いウィンドウが起動します。

【ポイント】管理者として実行
検索結果の「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択すると、より強力な権限で起動できます。システムの設定変更など、一部のコマンドはこの権限がないと実行できません。

方法2:「ファイル名を指定して実行」から起動する

少し手慣れたユーザーが好む、素早い起動方法です。

  1. キーボードのWindowsキー + Rキーを同時に押します。
  2. 「ファイル名を指定して実行」という小さなウィンドウが表示されます。
  3. 入力欄に「cmd」と入力し、Enterキーを押すか「OK」ボタンをクリックします。

方法3:エクスプローラーのアドレスバーから起動する(Web制作者におすすめ!)

これは特定のフォルダで作業したいときに非常に便利な、プロ向けのテクニックです。

  1. エクスプローラーで、作業したいフォルダ(例えば、Webサイトのプロジェクトフォルダ)を開きます。
  2. ウィンドウ上部のアドレスバー(C:\Users\YourName\Documents\... のように表示されている部分)をクリックします。
  3. パスの文字列が青く選択された状態で、「cmd」と入力してEnterキーを押します。

すると、なんとそのフォルダをカレントディレクトリ(現在地)としてコマンドプロンプトが起動します。cdコマンドで移動する手間が省ける、非常に効率的な方法です。


2. 超基本操作 - 黒い画面と対話する方法

無事に黒い画面を開けたら、次はその画面と「対話」する方法を覚えましょう。

プロンプトを理解する

ウィンドウに表示されているC:\Users\YourName>のような文字列を「プロンプト」と呼びます。これは「現在、C:\Users\YourNameという場所にいます。命令をどうぞ」という、コマンドプロンプトからのメッセージです。この後ろにカーソルが点滅しており、ここからコマンドを入力します。

コピー&ペースト

最近のWindows 10/11では、普段使っているショートカットキーがそのまま使えます。

コマンドの履歴を呼び出す

一度実行したコマンドは、キーボードの(上矢印)キーを押すことで、次々と呼び出すことができます。逆に(下矢印)キーで新しい履歴に進みます。同じコマンドを何度も打つ必要はありません。

実行中のコマンドを中断する

意図せず実行してしまったコマンドや、なかなか終わらない処理を強制的に中断したい場合は、Ctrl + Cキーを同時に押します。実際に試してみましょう。以下のコマンドは、無限にgoogle.comへの接続確認を続ける命令です。

ping -t google.com

実行すると、応答が延々と表示され続けます。止めるには、Ctrlキーを押しながらCキーを押してください。「^C」と表示され、処理が中断されます。


3. 最低限覚えたい3つのコマンド

操作方法に慣れたら、最初の一歩として、以下の3つの超基本コマンドだけ覚えておきましょう。

dir - 今いる場所の中身を見る

今いるディレクトリにあるファイルやフォルダの一覧を表示します。

dir

cd - 場所を移動する

特定のフォルダに移動します。

cd Desktop

cls - 画面をきれいにする

コマンドを色々実行して画面がごちゃごちゃしてきたら、cls (Clear Screen) コマンドで、表示をすべてクリアしてきれいにできます。

cls

まとめ

今回は、コマンドプロンプトの様々な起動方法と、コマンドを打ち込む上での本当に基本的な操作方法について解説しました。これだけ知っていれば、もう黒い画面を前にして固まってしまうことはありません。

特に、エクスプローラーのアドレスバーからcmdと打って起動する方法は、Web制作者が特定のプロジェクトフォルダで作業を始めるときに非常に便利なので、ぜひ覚えておいてください。

コマンドプロンプトの扉を開け、基本的な対話方法を学んだあなたは、もう立派な第一歩を踏み出しました。次回の記事では、今回少しだけ触れたdircdに加え、ファイルのコピー(copy)や削除(del)など、ファイル操作に欠かせない定番コマンドを厳選してご紹介します。お楽しみに!

最初に覚えるべきコマンド10選(dir, copy, cls, exitなど)