FTPで削除してはいけないファイル一覧
FTPソフトでサーバー上のファイルを整理していると、「これは古そう」「ローカルにないから不要かも」と思うファイルが出てきます。ただ、本番サーバーにはローカルにない設定ファイル、ログ、アップロード画像、隠しファイルが置かれていることがあります。
この記事では、ロリポップでサイトを運用する時に、FTPで削除する前に止まって確認したいファイルと、消す代わりに安全に退避する手順を整理します。
削除前の判断フロー
見覚えがないファイルほど、すぐ削除せず、用途確認、バックアップ、別名退避、本番確認の順で進めます。
基本ルール:削除ではなく退避から始める
本番サーバーでは、削除したファイルをすぐ戻せないことがあります。不要に見えるファイルでも、まずはPCへダウンロードしてバックアップし、サーバー上では別名に変えて影響を見ます。
.htaccess
.htaccess.disabled-20260514
old-page.php
old-page.php.disabled-20260514
削除してはいけない代表ファイル
| ファイル・フォルダ | 消すと起きること | 確認方法 |
|---|---|---|
.htaccess | リダイレクト、SSL化、アクセス制限が崩れる。500エラーや404の原因にもなる | 別名退避して表示変化を見る。削除前に必ず保存する |
index.php / index.html | トップページが表示されなくなる | 公開フォルダ直下のトップページか確認する |
includes/ | 共通ヘッダー、DB接続、関数読み込みが止まる | PHP内の require や include で使われていないか探す |
config.php / db_config.php | フォーム、ログイン、DB接続が止まる | 本番だけの設定が入っていないか確認する |
uploads/ / images/ | 記事画像、投稿画像、商品画像が消える | ページ内の画像URLや管理画面の保存先を見る |
logs/ | エラー原因や送信履歴を追えなくなる | 容量が大きい場合は古いログだけ退避する |
vendor/ | Composerで入れたライブラリが読めずPHPが止まる | vendor/autoload.php を読み込んでいないか確認する |
robots.txt / sitemap.xml | 検索エンジンへの案内が変わる | Search Consoleやサイトマップ送信状況を見る |
消してよい可能性があるもの
次のファイルでも、即削除ではなく一度退避します。数日表示を確認して問題なければ削除を検討します。
- 明らかに作業用の古いバックアップファイル
test.htmlやsample.phpなど、公開後に不要になった検証ファイル- 使っていない古い画像。ただしページ内リンクを確認してから
- 古いZIPやSQL。ただし公開フォルダに置いたままなら、削除前にPCへ保存する
削除前チェックリスト
| チェック | 理由 |
|---|---|
| PCへバックアップした | 削除後に戻せる |
| ファイル名でサイト内検索した | どこかのページから読み込まれている可能性がある |
| 本番だけにある設定ではないか見た | ローカルにないから不要、とは限らない |
| 別名退避で表示確認した | 削除と同じ影響を安全に試せる |
| トップ、問い合わせ、画像、SSLを確認した | 主要機能が壊れていないか見る |
特に危ない削除パターン
- FileZillaの同期で「ローカルにないものをサーバーから削除」する
.htaccessが見えていない状態でフォルダ全体を置き換える- 本番の
config.phpをローカル基準で消す - 画像フォルダを整理して、過去記事の画像まで消す
- 原因不明のファイルを、名前が古いという理由だけで消す