スマホ表示で見出しが変な位置で改行される時の直し方とAI依頼文
スマホでサイトを見た時、H1や大きな見出しが意図しない位置で折れてしまうことがあります。内容は合っていても、改行位置が悪いだけで少し雑に見えてしまいます。
たとえば、見出しが 最初に見る場所を、ここで決 / める のように割れるより、最初に見る場所を / ここで決める のように文節で分かれた方が読みやすく、印象も良くなります。
この記事では、そういう「小さいけれどUXに効く違和感」をAIやCodexにどう伝えるかを、実際の修正例に近い形で整理します。
スマホ見出し改行をAIへ頼む流れ
今の割れ方、理想の文節、対象幅、PCを変えるかどうかを分けて伝えます。
先に結論
AIへ頼む時は、「見出しが変です」ではなく、次のように伝えます。
- スマホ幅で見た時の今の改行をそのまま書く
- 理想の改行位置を
/などで示す - PCでは今の見え方を大きく変えたくないかを書く
- 対象ページと見出しのHTML/CSSを確認してもらう
- 390px、430px前後など複数のスマホ幅で確認してもらう
よくある違和感
スマホの見出しは、文字数、フォントサイズ、コンテナ幅、句読点、短い動詞の位置で印象が変わります。特に日本語は単語の途中で折れても意味は読めますが、見た目としては不自然になりやすいです。
| 今の見え方 | 気になる理由 | 理想 |
|---|---|---|
最初に見る場所を、ここで決 |
最後の動詞だけが次行に回って、読後感が弱い | 最初に見る場所を |
症状が決まらない時は、4つの入口から選 |
文末だけが孤立して見える | 症状が決まらない時は |
サイト公開で詰まった時に、確認する順番がわか |
最後の一文字だけ残ると雑に見える | サイト公開で詰まった時に |
AIに投げる依頼文テンプレート
見出しの改行は、スクショだけだと「どこが気になるのか」が伝わりにくいです。今の割れ方と理想の割れ方を文字で指定します。
スマホ表示の見出し改行を改善してください。
対象ページURL:
対象の見出し:
スマホ幅:
例: 390px / 414px / 430px
今の見え方:
例:
最初に見る場所を、ここで決
める
理想の見え方:
例:
最初に見る場所を
ここで決める
条件:
- PC表示では大きく見え方を変えない
- スマホだけ自然な文節で改行したい
- 文字を小さくしすぎない
- 必要なら span や br と CSS を使ってよい
- 390px前後と430px前後で確認してほしい
- 変更したファイルと確認結果を教えてください
Codexへ頼む時の依頼文
Codexに実装まで頼むなら、対象ファイルを読んだうえで、スマホだけ意図した改行になるようにしてもらいます。
スマホ表示でH1/H2の改行位置が不自然なので、対象ページを読んで改善してください。
問題:
大きい見出しがスマホで変な位置で折れています。
例:
今: 最初に見る場所を、ここで決 / める
理想: 最初に見る場所を / ここで決める
進め方:
1. 対象ページのH1/H2とCSSを確認する
2. スマホで不自然に折れそうな見出しだけ対象にする
3. PCでは基本的に1行または自然な表示のままにする
4. スマホだけ文節で改行されるようにする
5. 390px前後と430px前後で確認する
6. 変更ファイル、確認結果、残る懸念をまとめる
注意:
- 見出し全体を小さくしすぎない
- すべてのh1/h2へ一律にbrを入れない
- 意味が切れる位置では改行しない
直し方の考え方
見出し改行の直し方は、大きく3つあります。小さい調整で済む場合もありますが、意図した文節で確実に改行したい時は、HTMLに小さな区切りを入れる方が安定します。
| 方法 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 文字サイズを少し下げる | あと数文字だけ入らない時 | 小さくしすぎると見出しの力が落ちる |
| max-widthや余白を調整する | コンテナが狭すぎる時 | 他の要素にも影響することがある |
| spanやbrで文節を分ける | 理想の改行位置を指定したい時 | PCとスマホで表示を分けるCSSが必要 |
スマホだけ改行するCSS例
PCでは横に並べ、スマホでは文節ごとにブロック表示する例です。既存CSSに合わせてクラス名は調整してください。
<h2>
<span class="mobile-heading-line">最初に見る場所を</span>
<span class="mobile-heading-sep">、</span>
<span class="mobile-heading-line">ここで決める</span>
</h2>
.mobile-heading-line {
display: inline;
}
.mobile-heading-sep {
display: inline;
}
@media screen and (max-width: 768px) {
.mobile-heading-line {
display: block;
}
.mobile-heading-sep {
display: none;
}
}
AIに任せる前に決めること
見出し改行は好みも関わるため、AIに丸投げすると「文字を小さくするだけ」「全部にbrを入れる」など、意図と違う修正になることがあります。先に判断基準を決めます。
- どの画面幅で気になっているか
- PC表示は変えてよいか
- どの位置で改行したいか
- 文字サイズを下げてもよいか
- HTMLにspanやbrを入れてよいか
- 他の見出しにも同じルールを使うか
やってはいけない頼み方
次のような依頼だと、AIが過剰に直したり、意図と違う修正をしたりしやすくなります。
- 「スマホの見出しをいい感じにして」だけで理想の改行を書かない
- 問題の画面幅を書かない
- PC表示を変えたくないことを伝えない
- 全ページのH1/H2を一括で変更させる
- 文字サイズを小さくしすぎてもよいように見える依頼をする
確認するスマホ幅
1つのスマホ幅だけで確認すると、別の端末でまた不自然に折れることがあります。最低限、狭めと標準的な幅を見ます。
| 幅の目安 | 確認すること |
|---|---|
| 360px前後 | 狭いAndroidや古い端末で文末だけ孤立しないか |
| 390px前後 | iPhone標準幅で自然に見えるか |
| 414pxから430px前後 | 少し広いスマホで不自然な余白や1文字残りがないか |
| 768px前後 | タブレット幅に近づいた時に過剰な改行にならないか |
AIへ渡すスクショの撮り方
スクショを渡す場合は、見出しだけでなく、その前後の余白やボタンも少し入るようにします。見出し単体だけだと、全体のバランスが判断しにくくなります。
- 問題の見出しが入っている
- 見出しの前後の余白も入っている
- 画面幅または端末名を書いている
- 理想の改行位置をチャット本文に書いている
- PC表示も変えたいか、スマホだけかを書いている
修正後チェックリスト
- スマホで見出しが文節ごとに自然に改行されている
- 文末の1文字だけが次行に残っていない
- PC表示が不自然に改行されていない
- 見出しの文字サイズを小さくしすぎていない
- 他の見出しやボタンに悪影響が出ていない
- 390px前後と430px前後で確認した