AIにコード修正を頼む前に現在の状態をメモする方法
ChatGPTに「このコードを直して」と頼む時、コードだけを貼っても意図通りに直らないことがあります。
大事なのは、コードより先に「今どうなっているか」「本当はどうなってほしいか」「変えてほしくない場所」を整理することです。
先に結論
AIにコード修正を頼む前に、次の5つを書き出します。
- 今の動き
- 期待する動き
- 直前に変更したファイル
- 変更してほしくない範囲
- 関係するコードとエラー文
1. 今の動きを具体的に書く
「動かない」だけだと、AIは何が起きているのか判断できません。画面で起きていることをそのまま書きます。
| ぼんやりした書き方 | 伝わりやすい書き方 |
|---|---|
| フォームが変 | 送信ボタンを押すと真っ白になる |
| CSSが効かない | 文字色だけ変わらない。レイアウトは反映されている |
| 画像が出ない | assets/img/logo.png だけ404になる |
| エラーになる | Fatal error がcontact.phpの32行目に出る |
2. 期待する動きを分けて書く
AIは「どう直したいか」を知らないと、別の設計に作り替えることがあります。理想の動きを短く書きます。
- 送信後にどのページへ移動したいか
- ボタンを押した時に何が起きてほしいか
- スマホではどう見えてほしいか
- エラー時にどんなメッセージを出したいか
- 今のデザインを残したいか
3. 直前に変更したファイルを書く
原因は、直前に触ったファイルにあることが多いです。複数触った場合は全部書きます。
contact.phpを修正したstyle.cssを上書きした.htaccessにリダイレクト設定を追加したconfig.phpのDB設定を変更した- 画像フォルダを移動した
4. 変更してほしくない範囲を書く
ここを書かないと、AIが余計なリファクタリングやデザイン変更をすることがあります。
- デザインは変えない
- 既存のclass名は変えない
- DB構造は変えない
- ファイル名やURLは変えない
- 関係ない機能は触らない
5. 関係するコードだけ貼る
ファイル全体を貼るより、関係する部分を切り出した方が安全で読みやすいです。ただし、原因に関係しそうな前後の行は少し残します。
- エラーが出ている行の前後
- 呼び出している関数
- フォームのHTMLと送信先PHP
- 読み込んでいるCSSやJavaScript
- ただし、パスワード、APIキー、DB情報は伏せる
AIに貼る前の現状メモテンプレート
コード修正をお願いしたいです。
対象ファイル:
今の動き:
期待する動き:
直前に変更したこと:
エラー文:
変更してほしくないこと:
例: デザインは変えない / class名は変えない / DB構造は変えない
関連コード:
すでに試したこと:
パスワード、APIキー、DB情報、管理画面URL、個人情報は伏せています。
まず原因候補を説明し、変更が必要な箇所だけを差分で教えてください。
危険な操作やバックアップが必要な場合は、先に注意してください。
修正後に確認すること
- AIの修正が、頼んだ範囲だけか見る
- 削除、上書き、権限変更、SQL実行が含まれていないか確認する
- バックアップを取ってから試す
- 一度に複数ファイルを変えず、小さく試す
- エラーが変わったら、新しい状態をまたメモする