AIに「このサイトを改善して」と頼む時の良い依頼文
ChatGPTやCodexに「このサイトを改善して」とだけ頼むと、デザイン、文章、SEO、コード、導線、速度など、どこを見ればよいかAI側が推測することになります。
良い改善案をもらうには、目的、対象ページ、読者、変えたくない範囲、出力形式を先に伝えるのが大事です。特に公開中のサイトでは、いきなり大幅修正コードを出させず、まず改善案と優先順位を出してもらいましょう。
AIへサイト改善を頼む時の整理順
目的、対象ページ、読者、改善範囲、変えたくない場所、出力形式を決めてから依頼します。
先に結論
AIへサイト改善を頼む時は、次の6つを入れます。
- 改善したい目的
- 対象ページのURLや役割
- 想定読者やユーザー
- 見てほしい観点
- 変えてほしくない範囲
- 欲しい出力形式
悪い頼み方
次のような依頼は、AIが勝手に前提を作りやすくなります。
このサイトを改善してください。
SEOもデザインもいい感じにしてください。
コードも必要なら直してください。
これだと、AIがどのページを、どの目的で、どこまで変えてよいのか判断できません。結果として、既存デザインを崩したり、不要な大改修を提案したりすることがあります。
良い頼み方
まずは「改善案を出す」依頼にして、実装コードは後から必要な範囲だけ頼むのが安全です。
以下のWebサイトを改善したいです。
いきなりコードを書き換えず、まず改善案と優先順位を出してください。
対象ページ:
ページの目的:
想定読者:
今困っていること:
見てほしい観点:
- ファーストビュー
- 文章の分かりやすさ
- 問い合わせ導線
- スマホ表示
- 内部リンク
- SEOタイトルと説明文
変えてほしくないもの:
- 既存のブランド名
- 既存のURL
- 問い合わせフォームの仕様
- 現在のデザインの雰囲気
出力形式:
1. 優先度A/B/Cの改善リスト
2. 理由
3. 具体的な修正案
4. 先に確認すべきリスク
5. 実装を頼む場合の次の依頼文
改善目的を決める
「改善」と言っても目的はいろいろあります。目的が違うと、見るべき場所も変わります。
| 目的 | AIに見てもらう場所 |
|---|---|
| 問い合わせを増やしたい | CTA、フォーム導線、信頼情報、よくある質問 |
| 記事を読まれやすくしたい | 見出し、導入文、内部リンク、図解 |
| SEOを強くしたい | タイトル、説明文、検索意図、関連ページ |
| スマホで見やすくしたい | 文字サイズ、余白、ボタン、画像、メニュー |
| 信頼感を上げたい | 実績、運営情報、問い合わせ前の不安解消 |
変えてほしくない範囲を書く
AIに改善を頼む時は、「変えてよい場所」だけでなく「変えないでほしい場所」も書きます。これがないと、既存の良い部分まで変更されることがあります。
- URL構造を変えない
- フォームの仕様を変えない
- 既存の文章を全部削除しない
- デザインの雰囲気を大きく変えない
- ナビやフッターの共通パーツを勝手に変更しない
- SEOタイトルを変える前に理由を出してもらう
最初は実装ではなく診断を頼む
公開中のサイトでは、最初から「コードを書いて」と頼むより、まず診断、優先順位、リスクを出してもらう方が安全です。
- 改善案だけ出してもらう
- 効果が大きい順に並べてもらう
- すぐできる修正と大きな修正を分けてもらう
- 既存機能を壊す可能性を先に聞く
- 実装は1つの改善ごとに分けて依頼する
AIへの追加質問
改善案をもらった後は、すぐ作業に入らず、次の質問で確認すると安全です。
この改善案について、実装前に確認したいです。
1. 既存サイトを壊す可能性があるもの
2. 先にバックアップすべきファイル
3. すぐ対応できる小さな改善
4. 効果はありそうだが慎重に進める改善
5. 今回はやらない方がよい改善
6. 1つ目に実装するならどれが安全か
コードを書く前に、判断理由を教えてください。
サイト改善依頼チェックリスト
- 対象ページを決めた
- 改善目的を書いた
- 想定読者を書いた
- 見てほしい観点を指定した
- 変えてほしくない範囲を書いた
- まず改善案と優先順位を頼んだ
- 実装は小さく分けて頼む方針にした
- 本番反映前にバックアップと確認をする